大塚国際美術館は世界初の陶板名画美術館。
原寸大で1000余点の作品を見ることができます。
私は2回目ですが、夫は初めてです。
子どもたちは遠足で訪れています。
大塚国際美術館が全国的に有名になったのは、紅白歌合戦で米津玄師さんがシスティーナホールで歌ったことだと思います。
天井画『天地創造』
壁画『最後の審判』
エル・グレコの『大祭壇衝立復元』
スペインのドーニァ・マリア・デ・アラゴン学院にあった衝立画は、ナポレオン戦争で破壊されました。
原寸大で復元されたのは世界初の試みだそうです。
こちらが修復後。
同じ部屋に展示されているので、見比べることができます。
そして、レオナルド・ダ・ヴィンチといえばこれ
『モナ・リザ』
世界一有名な絵画といっても過言ではないでしょう。
陶板画ならではですね、こんなに間近に立てるのはwww
一昨年、ルーブルを訪れた時のです。
このくらいの距離からしか見ることはできません。
ヒエロニムス・ボス『快楽の園』
三連の祭壇画で、左側が「エデンの園」
右側が「地獄」中央には「快楽の園」が描かれています。
閉じた状態がこちらの「天地創造」
扉が自動開閉されて見ることができました。
ゴヤ『裸のマハ』
『着衣のマハ』
隣同士に展示してあるので、こちらも見比べることができます。
こちらも知らない人はいないであろう有名な絵画
ゴッホ『ヒマワリ』
花瓶に入った形のヒマワリは、アルル時代に7点描かれてます。
親友ゴーギャンを待ちわび、共同生活する予定の『黄色い家』のアトリエを飾るために描かれました。
1920年に大阪の実業家山本顧弥太氏が、武者小路実篤ら白樺派に頼まれ、当時金2万円で招来された作品です。
芦屋市の山本氏の邸宅にあったが、空襲により焼失。
武者小路実篤記念館所蔵の画集より再現されました。
背景がロイヤルブルーで描かれた唯一の作品です。
1830年の七月革命に想を得た作品です。
三色旗を持つ中央の女性は『自由』を擬人化したもので実在の人物ではありません。
マネ『草上の昼食』
1863年のサロンの落選展で話題を独占した作品。
裸婦の描写に非難が集中しましたが、アイデアはティツィアーノの作品やラファエロの原画から得たものです。
ミレー『落ち穂拾い』
農民画家として実績を上げていた頃の作品。
当時、収穫の終わった畑では、こぼれた落穂は、貧困者のために残しておくものだと考えられていました。
手前の女性たちは未亡人だと推測されます。
旧約聖書を基に宗教画としての要素もある作品です。
モネ『ラ・ジャポネーズ』
モネもジャポニズムに影響を受けた一人です。
モデルは妻のカミーユ。
621×979㎝の大作。
190名を越える人物はほぼ等身大で描かれ、それぞれの特徴もはっきりと見分けがつくくらいに描き分けられています。
ベルサイユ宮殿の「戴冠の間」にはダヴィッドによる複製画があります。
ルーブルにある絵画との違いは、左側にいる4人の女性はナポレオンの姉妹ですが、一人だけピンクのドレスを着ています。
屋外の展示もあります。
モネ『大睡蓮』
ジベルニーの邸宅に住んで以来、200点を超える『睡蓮』を完成させました。
その集大成として晩年に『大睡蓮』は描かれました。
オランジェリー美術館に寄贈され、展示されたのはモネが他界した翌年の1927年でした。
「自然光の下で見てほしい」というモネの願いを叶えるべく屋外に展示されています。
この日は快晴だったので、自然光の下で見ることができてラッキーでした。
音声ガイド(1台500円)を借りて廻ったのですが、100点以上の解説をきくことができてより理解が深まりました。
コロナ禍で海外旅行もままならない今、
世界の名画をじっくり堪能できる美術館だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。