なっきーの雨垂れ石を穿つブログ

アラ還お気楽主婦の日常

父の日 亡き父のこと

私の父は9年前に他界しています。

 

今日は父の日なので、亡き父の思い出話をします。

父は、働きながら夜間高校に通っていました。

その後、地方公務員になりました。

父は読書家で、特に歴史が好きでした。

学生時代、もっと勉強をしたかったそうですが裕福でなく、長男で妹弟がいたので働く選択しかなかったと思います。

 

仕事熱心な人で、自宅でも何やら書き物をしていました。

書斎がなかったので、居間の机で書類を書いていて、傍にいて机を揺らすと叱られました。

 

私がまだ小学校にあがる前、祖母が入院して母が付き添いで病院に泊まりこみだったことがありました。

その時、台風が来て、父は夜に出勤しなくてはいけなくなりました。

父は私に「いい子で寝るんだよ」と、言い聞かせたそうです。

でも、残してきた私のことが心配で、仕事が手につかなかったそうです。

 

この話は私が大人になってから、聞かされたことですが、私は全く記憶になくて、父の心配をよそにぐっすり寝たのだと思います。

 

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退職間近だった時の父。

 

退職してからは、ボランティアでゴミ拾いに行ったり、庭の植木や花を育ててみたりのんびりしていました。

私が子どもたちを連れて帰省した時、駅の改札口で身体をちょっと傾げて待ってくれた父。

父亡き今でも帰省の際、駅の改札口で父が佇んでいるような気がします。

 

 

 

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。